2021/11/19ワンポイント講座No.4 看護編

~正しい手洗いを身につけましょう~


感染対策の基本は手指衛生

人が病気にかかる要因の多くは、手に付着した病原微生物
(細菌・ウイルス等)が物品に付着、そこからまた手を
介して鼻や口、目から体内に入ることです。

多くの病原微生物は、
電車のつり革・手すり・エレベーターボタン・ドアノブ等
を介して手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけ
となります。

日常の衛生対策として手指衛生(手洗い、手指消毒)を
心がけることで、自分自身を病原微生物から守り、また
感染症の拡大を防止する事にもつながります。


まずはおさらい!
手指の汚れをしっかり落とす洗い方をマスター

1日のうちに何度も繰り返す手洗い。
きちんと汚れを落とせているかも気になりますよね。

効果的な手洗い方法をおさらいしておきましょう!


石鹸やハンドソープで全体をくまなく洗っているつもり
でも、洗い残ししがちなので要注意。

特に、手の甲の親指全体や爪のまわりや、指と指の間
などは汚れや雑菌が残りやすい部分なので意識しましょう。

さらに手のひら側も、手のしわに沿うように汚れや
雑菌が入り込みがち。

正しい手洗い方法をマスターして、目に見えない汚れも
しっかり除去しましょう。

石鹸で洗い終わったら、十分に水で流し、清潔で乾いた
タオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。


手荒れ予防、保湿ケア

手荒れがあると、そこの汚れが落とし難くなる為、
日常的に手荒れをケアすることをオススメします。

手洗い後に保湿を含めたスキンケアが大事です。


保湿剤を塗る理由は?

洗浄により失った成分を補い、皮膚表面から失われる
水分を皮膚に留める作用があります。


塗り方について

手洗い後水分を拭き取った後すぐに、こまめにたっぷり
塗りましょう。

手洗い後に保湿剤をしっかり、こまめに塗って予防
していても、痒みや痛みが出たり、皮がめくれて
しまったり、ひび割れ等がでてきたら、皮膚科専門医を
受診しましょう。


病気から自分を守るため、他人への感染を防ぐ為に
日頃からこまめに、正しい方法で手洗いをし、健康な
生活を送りましょう。