2020/12/30ワンポイント講座No.1 リハビリ編

~コロナに負けない体づくり~


活動機会が減少するとフレイルになる可能性が!

新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が増え、
「最近運動していないな」と感じる事はありませんか?

「自宅に籠りきり」という生活が長期化すると
活動量が低下し、筋力も衰えて疲れやすくなります。

フレイルとは「虚弱」を意味し、身体機能の低下、
うつ病などの精神面や認知機能の低下の恐れがあります。

また、活動量が低下すると空腹になりづらく、
食事や水分摂取も減り低栄養状態を招くこともあります。

収束の見通しが立たない新型コロナウイルスですが、
一人一人が出来る事を考え心身共に健康的な生活習慣を
心掛けましょう。


コロナでもフレイルを予防する4つのポイント

 ●活動量を増やす
  テレビを観ながらストレッチ
  人ごみを避けて散歩

 ●低栄養を防ぐ
  たんぱく質を多く含む肉や魚を
  積極的に摂って筋力維持

 ●嚥下機能の低下を防ぐ
  「飲み込みづらさはないですか?」
  毎食後の歯磨き

 ●孤独を防ぐ
  友人や家族と電話する
  近隣の人と顔を合わせる

~自宅で出来る椅子体操~


注意事項

 ・椅子にもたれないで背筋を伸ばして座りましょう

 ・息を止めずにゆっくりと行いましょう

 ・翌日に痛みや疲れが残らない程度を目安にしましょう

 ・伸びている所を意識しながら気持ちの良いところで
  15~30秒間伸ばしましょう


ストレッチ

 ①胸を張る
  両手を組んで腕を上げる。

 ②足の裏を伸ばす
  座る位置をやや浅くして、片足を伸ばす。
  膝を曲げないように上体を倒す。

 ③腰をひねる
  お尻と足は動かさず、体をねじる。


筋力アップ

 ①腹筋
  椅子の前の方に座り、あごを引いた状態で
  上体をゆっくり倒す。
  背もたれにつく直前でとめる。

 ②スクワット
  肩幅に足を開き、背すじを伸ばして膝を曲げる。

 ③片足立ち
  椅子の背もたれを持ち、片方の足を少し上げて立つ。


高齢者が健康な生活を送るためには
「生きがい」や「楽しみ」が必要と言われています。

エスポアール遙では、密を避けながら
机上での作業活動も楽しまれる方や、
リハビリ時間以外に活動量を維持するため、
自主トレーニングに取り組まれている方もおられます!

 ・壁紙作り ・折り紙
 ・体操   ・編み物