風薫る五月の初旬、はるかの郷では初の試みである菖蒲湯を実施しました。
朝から浴槽の準備、湯けむりの中からほのかに菖蒲の爽やかな香りが漂います。入所者の皆さんたちは、湯に浮かぶ菖蒲の葉を眺めながら昔話に花が咲きます。「子供の頃は、この時期になると毎年必ず銭湯に行って、菖蒲湯に浸かってたわぁ」「男の子はな、布団の下に菖蒲の葉を敷いて寝たり、鯉のぼりを上げてある屋根の上に放り投げたりしたんやで」と初めて聞く話もあり、興味深く聞かせていただきました。
皆さん身体も心も温かくなり、季節を感じて頂けたことと思います。

※香りの強い菖蒲は、その匂いから鬼が逃げ出したともいわれています。「邪気払い」「無病息災」を祈願し、これから始まる本格的な暑い夏も乗り切っていきたいですね♪